薄荷脳の夢

1日1冊読みたい、とある勤め人の読書記録と日々のよしなしごと。ミステリとホラー多めだけどかなり雑食。

小説

ビワとイチジクは庭に植えてはいけない!?『怪談狩り あの子はだあれ?』

先日、仙台の長命ケ丘に新しく出来たブランチ仙台に行ってきました。待ち合わせまでの時間潰しのつもりだったですが、WEST棟1Fにあるヤマト屋書店が楽しすぎて危うく約束の時間に遅れるところでした。 背の高い書架がずらりと並び、専門書が充実しているのも…

待望の3作目!本屋大賞受賞作家の短編集『刑罰』

フェルデイナント・フォン・シーラッハの新刊が出ていた! しかも2ヶ月前に! どうして今まで気づかなかったんだろう! といっても、大半の方はわけが分からないと思うので説明します。フェディナント・フォン・シーラッハはドイツで刑事弁護士として活躍し…

とにかくカッコイイ『COCOON 修羅の目覚め』

久しぶりに本をジャケ買いをしてしまいました。 買ってしまったのは『COCOON 修羅の目覚め』(夏原エヰジ)。イラストレーターのマツオヒロミさんが表紙を描いていて、黒と赤を基調とした装丁ですごくカッコイイのです。 ここしばらく、表紙で選んで買うと失敗…

日本の夏、怪談の夏その2『幽剣抄』

ブログを始めて1週間ほど経ちますが、未だにちょうどいい文体が掴めずにいます。 少し話し言葉に寄せた方が書きやすいし読みやすいような気がするのですが、他の方から見てどうなのでしょう。 さて、先日からの怪談ブームが去らず、近頃はひたすら怪談本を…

日本の夏、怪談の夏『拝み屋異聞 田舎怪異百物語』

夏になると怪談が読みたくなります。最近はテレビで心霊番組をやらなくなったので特に。 今日読んだのは『拝み屋異聞 田舎怪異百物語』。作者の郷内心瞳氏は宮城県内で拝み屋をしており、その体験を元にした怪談本を何冊も出版しています。 今作も、旧家で行…

好きがぎゅっと詰まったミステリ『千年探偵ロマネスク 大正怪奇事件帖

ミステリが好きです。 小説でもコミックでも映画でも、面白いミステリとの出会いは嬉しいものですが、もっと嬉しいのは自分と同じくらいミステリが好きな人に出会えたとき。『千年探偵ロマネスク 大正怪奇事件帖』(囲恭之介)は、そんな同好の士に出会えたか…