『ねこと私とドイッチュラント』のケーゼクーヘンが食べたい!
『ねこと私とドイッチュラント』の2巻に、ケーゼクーヘンというドイツ風のチーズケーキが登場します。
これがものすっごく美味しそうでどうしても食べてみたかったので、コミックを参照にしつつ作ってみました。以下はレシピというよりは、自分用の覚書に近いです。すごく自己流でぐだぐだで、省いたり代用したものも多いですが、それらしい雰囲気は出たのではないかと。
材料(ケーキ5号型1台分)
生地
- 小麦粉:150g
- 砂糖:60g
- 卵:1個
- バター:60g
- ベーキングパウダー:小さじ1/4
- バニラエッセンス:2~3滴
フィリング
- 卵白:1個
- 卵黄:1個
- Oikos(その他水切りヨーグルトなど):1個
- サワークリーム:100g
- 砂糖:60g
コミックの中には分量の表記がないので、うちにあるお菓子作りの本を参考にしつつ、あとは勘でどうにかしました。
作中ではクワルクというドイツのフレッシュチーズが使われていましたが、日本では手に入らないので、同じく高たんぱくの乳製品であるギリシャヨーグルトのOikosに、それっぽい風味が出そうなのでサワークリームを加えて代用しました。
たぶんクワルクよりは水分が多くなってそうなので、オリジナルのレシピに出てくる生クリームは省略します。それと、バニラシュガーの代わりにバニラエッセンスを入れました。
あと省略したものはレモン。皮まで使うため無農薬のものが必要だったのですが、近所のスーパーで売っていなかったため。それからコーンスターチ。これは単純に入れ忘れました。
結論から言うと、生地の材料は一台分には多かったですし、ベタベタした生地になってしまったので、バターと卵を減らすか、小麦粉を増やした方がいいかもしれません。あとだいぶ甘かったので、砂糖は減らすべきですね。
下準備
分量をはかり、粉類は合わせておきます。粉はふるわなくても大丈夫でした。
それから型にバターを塗り、小麦粉をはたきます。
生地を作る
まずは土台となる生地を作ります。
合わせた粉類にバターを入れて、砂状になるまですり潰します。トーコちゃんはけっこう楽しい作業と言っていますが、私は手の体温が高いせいかうまくすり潰せなくて苦手なので、フードプロセッサーを使っちゃいます。
これだと粒が均一になりますし、手も汚れません。難点をあげるなら、フードプロセッサーを洗うのがめんどくさいことでしょうか。
いい感じに砂状になったら、卵を加えてこねないように混ぜます。私はゴムベラでさっくりまとめました。でもこの日は気温が高く(30℃以上あった)、バターが溶けてきたのかそもそも量が多かったのか、ベタベタした生地になってしまいました。
でも材料は同じだし、焼けば固くなるだろうとそのまま型に張り付けました。
フィリングを作る間、これを冷蔵庫で休ませます。
フィリング
次にフィリングを作ります。
ヨーグルトとサワークリームをボウルに入れ、そこに卵黄と砂糖を加えてよく混ぜます。ムラやダマがなくなるまで混ぜたら、次にメレンゲを作ります。
うちにはハンドミキサーがあるのでしませんでしたが、持ってない場合はトーコちゃんのようにあらかじめ卵白を冷凍庫でシャーベット状にしてから泡立てると良いかもしれません。
何分立てかの記述がないので、とりあえず角が立つくらい泡立ったら先ほどのヨーグルトのボウルと合わせます。
一度に全部混ぜようとせず、何回かに分けるときれいに混ざります。
これを冷蔵庫で冷やしておいた生地に流し入れ、180℃に温めたオーブンで60分間焼きます。
完成!
そして焼き上がったものがこちらです!
オーブンから出したての時はふっくらしていましたが、あっという間にしぼんでしまいました。コーンスターチを入れていたら、もうちょっとふっくらが保てたのでしょうか。
確かにこれはむっちりどっしりですね……。うちは家族が多いからいいですけど、一人と一匹で食べるのには多かったでしょうね。
味は、まあ砂糖を入れすぎたのでかなり甘かったですけど、乳製品らしいコクと酸味があって美味しかったです。
美味しい、ですけどかなり自己流にアレンジしてしまったので、ケーゼクーヘンとは言い難いような。ケーゼクーヘンもどき?
次はもっと本物に近づけたい、とは思うのですが、本物を知らないのに、どうやって本物に近づければいいのでしょう……。なんかこんな話、吉田篤弘の小説にあったような……。
とりあえず、次回作る時は砂糖を半分くらいに減らして、コーンスターチを入れ忘れないようにしたいと思います。